DJを始めたいと思ったとき、最初に必要になるのが「DJコントローラー」です。しかし、種類が多すぎて「どれを買えばいいの?」と迷う方も多いはずです。価格も2万円台から10万円以上まで幅広く、Seratoやrekordboxなど対応するソフトによっても違いがあります。
この記事では、現役DJである筆者が初心者に最適なDJコントローラー10選を紹介します。ただの製品紹介ではなく、「現場で実際に使った感覚」「初心者がつまずきやすいポイント」「価格ごとのおすすめ」なども交えて、20,000字超の大ボリュームで徹底解説します。
コントローラーは単体では動作せず、PCやスマホにインストールするDJソフトと連携して使います。代表的なものは以下の4つです。
初心者には、クラブ機材との互換性がある「rekordbox」か、世界中のDJに支持される「Serato」を選んでおけば間違いありません。
自宅練習用か、持ち運んでイベント出演するかで選ぶ機材も変わります。ポータブル重視なら小型モデル、本格派なら大きめの2ch/4chコントローラーがおすすめです。
価格帯:約35,000円
対応ソフト:rekordbox / Serato DJ Lite(Proにアップグレード可能)
おすすめ度:★★★★★
プロDJレビュー:
2023年登場の最新エントリーモデル。シンプルなデザインながら、クラブ標準機材のレイアウトを踏襲しており、初心者が「正しい感覚」で練習できる点が最大の魅力です。Bluetooth接続やUSB-C対応で、スマホやタブレットでもDJ可能。持ち運びにも便利です。
これからDJを始める全ての人に最初の一台として強くおすすめします。
価格帯:約20,000円
対応ソフト:WeDJ / rekordbox / djay
おすすめ度:★★★★☆
プロDJレビュー:
初心者向けの超エントリーモデル。とにかく安価で、スマホアプリと連携してすぐDJを始められます。サイズも小型でリュックに入れて持ち運び可能。スクール教材としても人気。
ただし機能は最低限なので、本格的な現場デビューを目指す場合は上位機種に移行する必要があります。
価格帯:約38,000円
対応ソフト:Serato DJ Lite
おすすめ度:★★★★☆
プロDJレビュー:
バトルDJやスクラッチ入門者に最適なモデル。大きめのジョグと専用パッドを搭載し、ヒップホップやオープンフォーマットDJにおすすめ。Seratoとの相性も抜群です。
初心者でも「スクラッチ練習がしたい」という方にはベストな選択肢です。
価格帯:約75,000円
対応ソフト:rekordbox / Serato DJ Pro
おすすめ度:★★★★★
プロDJレビュー:
4チャンネル対応で、エントリー機ながらプロ仕様のプレイも可能。独自の「Merge FX」で初心者でも簡単に派手なミックスができます。クラブデビューを意識するなら、このモデルを最初から買うのもアリ。
サイズはやや大きめですが、価格に対する機能は非常に優秀です。
価格帯:約32,000円
対応ソフト:Serato DJ Lite
おすすめ度:★★★★☆
プロDJレビュー:
ディスプレイ付きジョグを搭載し、波形やBPMを手元で確認できるのが魅力。フェーダーの感触も滑らかで、初心者でもクロスフェードの感覚を掴みやすいです。低価格ながら実践的。
価格帯:約39,000円
対応ソフト:Serato / DJUCED
おすすめ度:★★★★☆
プロDJレビュー:
独自の「ビートマッチガイド」機能があり、初心者がミックスを学びやすい設計。エフェクトパッドや大型ジョグも搭載し、上達するほどに使い倒せます。
価格帯:約40,000円
対応ソフト:Traktor Pro 3
おすすめ度:★★★★☆
プロDJレビュー:
テクノやハウス系DJに根強い人気。Traktor専用機材として安定性が高く、ループやエフェクトの操作性が優秀。音質面でも高評価です。
価格帯:約45,000円
対応ソフト:Serato DJ Lite
おすすめ度:★★★★☆
プロDJレビュー:
ドラムマシン機能を内蔵しており、DJプレイにライブ感を加えたい人に最適。Rolandならではのリズムマシンを活かして、初心者でもオリジナリティを出しやすい機材です。
価格帯:約110,000円
対応ソフト:rekordbox
おすすめ度:★★★★★
プロDJレビュー:
クラブ機材「DJM-900NXS2」や「CDJ-2000NXS2」と同等の操作感を、小型で実現。2ch仕様ながら、現場デビューを目指す初心者には最高の練習機材。価格は高めですが、長く使える一台。
価格帯:約160,000円
対応ソフト:rekordbox(スタンドアローン対応)
おすすめ度:★★★★★
プロDJレビュー:
USBを挿すだけで単体でDJ可能な「オールインワン」モデル。クラブ設置のCDJに近い操作感を得られるため、初心者が現場移行を目指すには最短ルート。持ち運びも可能で、ハイアマチュア〜プロ志向に最適。
初心者は「Serato」か「rekordbox」を選ぶのがおすすめです。クラブ現場のほとんどがPioneerの機材を導入しており、rekordboxに慣れておくとそのままUSB持ち込みプレイに移行可能です。一方、SeratoはHipHopやEDM系で世界的に標準。スクールや配信系でも人気です。
DJを始める第一歩として、最適なコントローラーを選ぶことはとても大切です。初心者には「Pioneer DDJ-FLX4」や「DDJ-REV1」が特におすすめですが、将来クラブでプレイしたいなら「DDJ-800」や「XDJ-RR」など上位モデルに最初から投資するのも賢い選択です。
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